蟻被害の恐ろしい経験

30年ほど前、子どもの頃の思い出です。親が新興住宅地に家を買いました。建売ではなくて、売り建て、というちょっと珍しいパターンです。基本的に土地と建物がセットで、建物も間取りはほとんど決まっているのですが、売り立てと違うのは、施主と契約をしてから工事を始める、という点です。ある会社の売り立て物件が並びで5件同時販売され、我が家はそのうちの1軒を購入し入居しました。他の4軒も同時期に入居しました。事件はそのうちの1軒で起こったのです。ある日、押し入れの扉が開かなくて、力を入れて引いたそうです。すると、扉の上の横材(鴨居)がドサっと畳の上に落ちて、見たらその木材にはシロアリがビッッシリいたそうです。聞いただけでも悲鳴を上げそうです。すぐに住宅会社に電話をして、防蟻材はちゃんと使ったのかと問い詰めたところ、日本では防蟻材は地面から1メートルしか塗布しないのが一般的だと言われたそうです。つまり、天井近くにある鴨居には防蟻材は付いていないそうです。それ以前に、入居して間もなくなので、すでにシロアリが付いた部材を使って家を建てていたことになります。これでは建ててから防蟻材を付けても意味がありません。住宅を建てる際の蟻対策をもっとしっかりして欲しいです。