母親の子供の頃に住んでいた家への思い出について

昔は小さい頃には田舎の家で親に育ててもらって、大人になると就職するために都会へ移住する人が本当にたくさんいるものでした。団塊の世代の集団就職という言葉がとても有名ですが、これもその一種であると言えます。

私の母親もその一人でした。高校を卒業するまでは山形の田舎の家で両親と生活をし、高校を卒業してから東京で一人暮らしをしたのです。

そんな母親には、高校時代まで生活をしていた実家の家への思い出がとても強く残っているようでした。その家には母親が高校時代まで生活していたままの状態が残されていました。特に母親の部屋は、本当にそのままであり、教科書や当時の雑誌やCDなどもそのまま並んでいました。それだけに、その家へ珍しく行くことがあると、その家への思い出は更に強く蘇ってくるということなのです。母親と違って私は実際にその家で生活をしたわけではないにも関わらず、私までもがその家への思い出をふと感じてしまうものでした。不思議なものです。